ハッカソンで再び企業賞を獲得した話
ハッカソンで再び企業賞を獲得した話
ハッカソンで再び賞を獲得
ハッカソンとはITのモノづくり大会のことで,今回出場した大会名はCCC2021である.結果,最終選考まで勝ち残り、企業賞を獲得した。
賞金は10万円であった。
ちなみに,エントリー時点での参加チームは38チームで,最終選考では9チームまで絞られていた.
今回の大会は,去年にも参加している. 去年度の大会では,アクセシビリティへの対応,デザインを体系的に考えることはできていなかった. しかし,今回はチームメンバーにデザイン職志望のメンバーを加えることで,
- アクセシビリティ(色盲者のための色使い,使いやすいボタン配置など)
- デザイン (見栄えなど)
- UI/UX (上記項目を総合したプロダクト全体の使いやすさ)
をよく検討できた.
役割と開発方法
役割
メンバーの各役割として,バックエンド,フロントエンド,UI/UXデザインで3つの役割に分担しようと予定していた...
しかしながら,私はサマーインターン,本選考等でまとまった時間を取れなかった.
他メンバーも時間がとれないようであったが,@mt_sumikko
さんは,大変長時間,プロダクトに対するデザインやフロントをしていただいた.
彼女は大学4年であったが,時間が潤沢にあるわけではないので,大変申し訳なかった.
メンバーのバックグラウンドは様々で,理系から文系,専攻分野も多種多様で情報学部であったのは,私だけだった.
チーム名: noob_fighter_returns
- 私(チームリーダ,バックエンド,インフラ)
- @mt_sumikko (UI/UXデザイン,フロントエンド)
- @PKCA_ (プレゼン,バックエンド)
- @sophiatraffic (プレゼン)
- 橋口昌史 (プレゼン,ロゴ作成など)
開発方法
開発についての議論,仕様などはnotion
上で行った.
また,定期的なミーティングのほかに,メンバーが必ず使用するLINE
も連絡手段として用いることで,Slack
を開いていない時間でも通知可能なようにした.
これにより,アイデアの天啓が降ってきたときに対応可能なようにした.実際にこれは有効に機能した.
プロダクト
プロダクトの概要は次の通りだ.
美術系,工学系の大学は支給される備品は制作や実験後には不要になる.普通これらは廃棄される.
また,サークル活動でも同様に備品などが余ってしまったら廃棄されるか,大学のどこかに「放置」される.
このサイクルにより,大学の美化担当職員の業務は放置された廃棄物を破棄してよいか,廃棄物ごとに問い合わせている現状がある.
そこで,私たちが考えたプロダクトは,「学内版メルカリ」である.
このプロダクトでは,LINE連携を行い,LINE上で期限付きで備品を出品できる.学生は,出品された備品を無償で引き取ることができる.また,期限をつけることで,期限までに備品が引き取られない場合は美化担当職員に連絡が行き,破棄するよう通知がいくシステムである.詳細は最終選考のプレゼン動画を確認してほしい.
最終選考の様子。
最終選考の様子は動画で確認できる。
(再生すると自動で、noob_fighter_returns
の発表時間までスキップします。)
私のチームの再生時間は、
再生時間 | 内容 |
---|---|
1:32:14 | NoobFighter発表(担当者:@PKCA_ ) |
1:18:22 | NoobFighter-質疑応答(担当者:@mt_sumikko ) |
2:30:15 | Creature賞(企業賞)代表者:私 |
振り返り
チームメンバーについて
今回はプロダクトを開発できるレベルの技術力を持ったメンバーが私含め2人しかいないこともあり,開発には多大な時間を要した.
また,他メンバーに技術を習得するよう,独学する資料を提供したが,時間がないということで,結果,私と@mt_sumikko
のみの開発となってしまった.
もし次にハッカソンをやるとしたら,しっかりプロダクトに対して時間をかけられるメンバーを選定すべきだと思った.また,技術資料を提供するだけでなく,私自身が教育することで,独学よりも効率のよい学習ができると考えた.
次回に生かしたい.
プロダクトについて
今まで,エンジニアだけで開発していたので,アクセシビリティやUI/UXについて体系的に考えたことはなかったが,今回の大会でこれらの重要性を痛感できた. 今後に生かし,万人にとって良いサービスを作れるよう意識して開発していきたい.
宿敵(関西大学 総合情報学部)
同じく最終選考まで残ったとあるチームは 関西大学のチームであったうえ,私の第一志望の学部であった総合情報学部だけで構成されている.なんとか互角で終わったが,一年だけで構成されていることを考えると,敗北
に終わってしまったとしか考えられない.